梅雨を快適に!親子で楽しむ珪藻土体験イベントを開催しました

公開日:2025/06/29(日) 更新日:2025/06/30(月) すべてお知らせ・イベント報告

今回は昨日6/28(土)に開催した「珪藻土体験イベント」の様子をご報告いたします。

梅雨の時期を快適に過ごすヒントとして、自然素材「珪藻土」の魅力を親子で楽しみながら体験できるイベントとして企画しました。

2025年珪藻土イベント

おかげさまで総勢約100名の方にお集まりいただき、大変にぎやかな一日となりました!

 

午前の部|パネル作りと壁塗り体験

珪藻土イベント開始

珪藻土パネル作り

まずは珪藻土パネル作りからスタート。

パネルの木枠は家づくりの際に出た端材を再利用し、弊社スタッフが一つ一つ丁寧に製作したものです。

 

装飾に使うタイルも10種類以上をご用意し、こちらもすべて端材を活用しました。

端材のタイル

珪藻土パネル作り

珪藻土パネル用タイル

 

パネルに使う珪藻土の色は「素材そのままの白・ピンク・水色・黄色」の4色からお選びいただきました。

4色の珪藻土を用意

中には兄弟で半分ずつ色を変えて仕上げるご家族も。色とりどりのパネルが並び会場が一気に華やかになりました。

珪藻土パネル作り

ピンクの珪藻土

コテ塗り体験

コテを使って塗る作業には皆さん苦戦されていましたが、希望の方には補助で左官職人さんが仕上げてくださいました。

イベントに駆けつけてくださった左官職人の皆さんは、日頃から弊社の「無添加無垢の家」にて塗り壁の施工を担当してくださっている経験豊富なベテラン職人です。

左官職人さんのお手本

左官職人さんの仕上げ

職人が手際よく仕上げる様子に「塗ってる珪藻土の固さが違うのかなってくらい動きが滑らか」「さすが職人さん!」という声が上がっていました。

中にはその様子を記念に動画撮影される方もいらっしゃいました。

珪藻土に手形

珪藻土パネル作りの様子

珪藻土パネル作りの様子

珪藻土を塗ったあとは手形・足形、タイル、名前、日付などを加え、温かみのある作品がずらりと並びました。

完成した珪藻土パネル

個性豊かでとても素敵な作品が仕上がりました!

 

続いて行った壁塗り体験では、左官職人によるお手本を見ながら、大人から子どもまで希望された方全員に挑戦していただきました。

壁塗り体験

左官職人さんと壁塗り体験

実際にコテを持ってみると難しさがわかり、「職人技」の奥深さを改めて感じていただけたようです。

 

昼食タイム|珪藻土の七輪で調理

お昼には、焼きそば、フランクフルトなど、屋外で楽しめるBBQメニューをご用意しました。

鉄板でやきそば

やきそば

フランクフルト

珪藻土製の七輪も用意し、焼きとうもろこし、焼き鳥などを炭火焼きで提供いたしました。

珪藻土製七輪で焼き鳥

焼きとうもろこし

珪藻土には、①断熱・保温性で少ない炭で効率よく調理ができる、②遠赤外線効果でじっくり火を通すことで食材のうまみを閉じ込める、③不燃性で燃えにくく有害ガスを発生させないと様々な特性があります。

 

特に好評だったのがデザートの焼きマシュマロです。

七輪で焼きマシュマロ

焼きマシュマロ

串に刺したマシュマロを持って七輪を囲む調理体験はお子さまたちに大人気で、あっという間に無くなってしまいました。

 

午後の部|珪藻土の特性と実験・メンテナンス講習

メンテナンス講習

午後は「珪藻土はどんな素材?」というテーマで、実験や実演を交えながら楽しく学べる講習を行いました。

まずは珪藻土の調湿性・消臭性・難燃性といった特長を、目で見て体感できる実験をいくつかご用意しました。

 

珪藻土実験

【調湿性】

① 珪藻土の原石に霧吹きで水をかけると、瞬時に水分を吸い込み、すばやく乾いていく様子をご覧いただきました。

珪藻土の調湿性

これは、珪藻土に無数の微細な孔があり、水分を素早く吸着する性質によるものです。

この特性はご家庭でも活かすことができ、たとえば珪藻土の壁に水を吹きかけるとすぐに吸収され、その水分が時間をかけて空気中に放出されることで自然な加湿効果が得られます。乾燥しやすい冬場でも加湿器を使わずに室内の湿度を穏やかにあげることができます。

 

② 珪藻土の調湿性がクロスの壁と比べてどれほど違うのかを視覚的に分かりやすく体験いただきました。

用意したのは、内部をそれぞれ珪藻土で囲んだ箱と一般的なクロスで囲んだ箱の2種類。

珪藻土の調湿性実験

(写真は過去に弊社事務所で行った時のものです。右のガラスが曇っている方がクロス、左側が珪藻土で囲んだ箱です)

 

両方の箱の中に、同じ温度の熱湯を入れたガラス瓶を入れ、その直後から湿度計の数値の変化とガラスの曇り具合を観察していただきました。

・湿度計の表示
 熱湯を入れてすぐに、どちらの箱も一気に湿度が上がりましたが、時間が経つにつれて、珪藻土の箱では湿度の上昇が緩やかで、ある程度で安定。
 一方クロスの箱では、湿度が急上昇し、内部の空気が飽和状態になっていました。

・ガラスの曇り方
 クロス箱の内側はすぐに白く曇ってしまい、中の様子が見えないほどに。
 対して珪藻土の箱は曇りが最小限に抑えられ、中の瓶がはっきり見える状態が続きました。
 これは、珪藻土が空気中の湿気をしっかり吸収し、箱内の湿度を調整していたためです。

 「見た目でこれほど違うんですね」と驚かれていました。

 

【消臭性】

こちらは珪藻土が空気中のにおい成分をどれだけ吸着できるかの実験です。

珪藻土の消臭効果

強いにおいを放つアンモニア水を数名の方に嗅いでいただき「ツンとする匂いがする」ことを確認。

そして珪藻土でできた筒にアンモニアを垂らし、しばらくして再度匂いを確認していただくと「全然匂いがしない」と驚きの声をいただきました。

 

これは珪藻土が空気中のにおい成分(分子)を取り込んで、物理的に吸着してしまうためです。

においを香りでごまかすのではなく、空気中から取り除いているのが大きなポイントです。

トイレや玄関、ペットのいるお部屋等、においが気になる場所に珪藻土を使うことで、自然素材ならではのやさしい消臭効果を実感できることがこの実験でお伝えできたかと思います。

 

【難燃性】

樹脂入りの珪藻土と、弊社が使用する自然素材である漆喰を混ぜた珪藻土にバーナーで火を当て、煙や炎の出方を比較しました。

珪藻土の難燃性実験

樹脂入りの珪藻土は炎が見え、黒煙がでます。珪藻土の方は七輪をイメージしていただければわかるように、炎や煙は発生しません。

樹脂が燃えることでせっかくの珪藻土の「難燃性」や「有毒ガスが発生しない」特性が失われていることがわかります。

安価な合成樹脂で固めた珪藻土は珪藻土の性能を発揮する無数の穴を塞いでしまい、調湿効果や消臭効果などの性能も著しく低下してしまいます。 

 

実践で役立つ!住まいのメンテナンス講習

続いては、ご自宅でもすぐに活かせる住まいのメンテナンス講習です。

リソーの家づくりを支えるパートナー「リソー匠会」の関連業者さんにも講習のご協力をいただきました。

 

塗り壁の補修方法(左官職人さん)

塗り壁の補修方法

事前にご質問いただいた「珪藻土の壁にちょっとしたキズや黒ずみができた時はどうしたらいい?」という疑問に対し、細かいヤスリで表面を優しくこする実演が行われました。

実際によくある傷や汚れの再現も、ヤスリであっという間に馴染みます。

やすりで補修

 

他にも、うっすらとした手垢等が気になる部分は湿らせたハケで優しく払い、物が擦れた時にできる筋のような汚れは消しゴムで軽くこすると元の白さがよみがえります。

漆喰珪藻土塗り壁の補修

 

 

無垢床の補修方法(材木店さん)

無垢床のメンテナンス

無垢床のへこみ傷には濡らしたティッシュを数分置くといった、簡単なケア方法をご紹介いたしました。

また、弊社のリフォーム担当のスタッフから普段の無垢床のメンテナンス方法についてもご説明いたしました。

毎日のお掃除は掃除機や雑巾でから拭きなどを行ってください。フローリングワイパー、ルンバ等のロボット掃除機も使用できます。食べ物をこぼしてしまった時も固く絞った雑巾で水拭きしてください。

汚れが気になった時の「ウォッシュ&ケアー」、汚れを取り除きつつ撥水性もよみがえる「ワックス&クリーナー」(1年に1回のペースでおすすめしております)についても再度ご紹介いたしました。

 

日々の水まわりのお手入れ(水道業者さん)

水まわりのお手入れ

普段のお掃除した方が良いところのご説明や、排水口やトラップ部分のにおい対策・詰まり予防についても実物を見ていただきながら解説いたしました。

参加いただいた方には「水まわりのお手入れ」についてまとめた冊子をお配りしておりますので、ぜひこちらもご覧ください。

 

定期点検について

最後に定期点検についてもご案内いたしました。

弊社ではお引渡しから20年間、無償定期点検を行っております。

基礎や外壁、屋根などの外部、ドアや建具、壁や床などの内装、電気・換気・給排水設備など隅々まで点検をいたします。

その際に気になっていることや、知りたいメンテナンス方法についてもお答えしております。

住まいのトラブルを未然に防ぎ、安全に暮らしていただくための大切なご案内ですので、ぜひ点検のお知らせが届きましたらご返信をお願いいたします。

(日程調整については柔軟に対応しておりますので、ご希望がございましたら担当者までご連絡ください)

 

お土産もご用意しました

最後には、農家のOB様2組にご協力いただき、採れたての枝豆と、農園で育てたキウイで作った果肉入り手作りジャムをお渡ししました。

枝豆

枝豆農家さんのOB様

枝豆は千葉県野田市のOB様、横川様が作られています。

当日に朝採れの枝豆と、手作りの看板を届けてくださり、最初のご挨拶でもお話ししていただきました。

手造りの枝豆看板

2023年の無垢クラブ通信でも紹介させていただいております。

無垢クラブ通信2023年夏号 OBインタビュー

 

キウイジャムは埼玉県春日部市のOB様、佐藤農園の佐藤様が作られたものです。

佐藤農園Instagram

佐藤農園様のキウイジャム

収穫前のキウイ

以前に内牧地区を紹介するブログで佐藤農園様を紹介させていただいております。

佐藤農園

2023年の木工教室のお土産のブドウのご用意もご協力いただきました。

 

手に取ったお客様の笑顔がとても印象的で、温かな締めくくりとなりました。

終了後のアンケートには「とてもうれしいお土産をありがとうございます」「食べるのが本当に楽しみです!」と喜びの声をいただきました。

 

最後に

今回のイベントを通じて、素材の魅力、職人の技、そして家づくりの楽しさを感じていただけたのではないかと思います。

今後も、無垢クラブの皆さまとのつながりを大切にしたイベントを続けてまいります。

ご参加いただいた皆さま、誠にありがとうございました。

 

当日の様子は動画でもご紹介しております。

 

完成見学会のお知らせ

7月19日(土)~21日(月)に埼玉県春日部市にて完成見学会を行います。

春日部市 完成見学会!延床35坪、自然素材で造る上質和モダン×ZEH住宅の涼しさを体感

延床35坪、自然素材で造る上質和モダン×ZEH住宅の涼しさを体感していただけます。

自然素材の家づくりをお考えの方はぜひこちらのイベントにご参加ください。

イベント詳細

無添加無垢の家資料請求

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