自然の力を活かすパッシブデザイン

パッシブデザイン

自然の力を活かし、住む人の健康と環境に優しい設計

パッシブデザイン住宅

 

パッシブデザインとは

パッシブデザインとは、太陽の熱や風、地熱等の自然エネルギーを上手に取り入れることで、快適で心地よい住まいをつくるための設計手法です。

エアコンやストーブなどの機械に頼らずに、設計手法で電気やガスの使用量を減少させ、光熱費を低減する省エネ・エコ仕様でもあります。

 

パッシブデザイン

 

省エネでエコ、健康で快適な生活が叶う設計

具体的なパッシブデザインのメリットを4つご紹介いたします。

 

1. 光熱費を抑えられる省エネ住宅

太陽の光や熱、風などの自然エネルギーを活用するため、光熱費を抑えられる経済的な住まいとなります。

夏は外の蒸暑さを感じさせないサラッとした空気で涼しく、冬はサラッとした空気で涼しく、温めた室内の熱を長く保つことで快適に暮らすことができます。

 

2. 環境に優しいエコ仕様

住宅設備の使用頻度を抑えることで電気等のエネルギー使用量が減り、CO2の排出量を減らすことで環境への負荷も小さくなります。

 

3.  健康に優しい

朝晩の気温差や、室内の温度差を少なくする設計のため、身体への負担を低減できます。

急激な温度の変化によって心筋梗塞や脳卒中を引き起こすヒートショックの予防、エアコンの効きすぎによる冷房病(クーラー病)の予防にもつながります。

 

4.  四季を通して快適な暮らし

日中の室内は爽やかな自然の光で明るく、窓を開ければ優しい風が心地よく流れる肌で感じる快適さは、機械的な手法に頼った住宅では得られないものです。

さらにリソーケンセツでは厳選した自然素材を使用し、無垢の木の爽やかな香りに包まれる「無添加無垢の家」で健康的かつ心豊かな暮らしをご提案いたします。

 

パッシブ設計実例

 

パッシブデザインの5つの考え方

パッシブデザインには以下5つの考え方がございます。

この考え方を元に自然エネルギーを最大限活用し、省エネ・エコ仕様の快適で質の高い室内環境を実現します。

 
 ▶ 断熱
  日射遮蔽
  自然風利用
  昼光利用
  日射熱利用暖房
パッシブデザイン設計の住まい

 

 

断熱(冬)

高性能なサッシを使用し、壁や天井をすっぽりと断熱材で包み込みます。 

 

断熱

断熱性に優れた住宅は以下のような省エネ効果、快適性、健康面でもメリットがございます。

・外気温の影響を受けにくいため冷えにくい

・少ない熱で室内を暖めることができる

・暖房していなくても魔法瓶のように保温され、室温が一定に保たれる

・室内の温度差が小さくなる

・窓、床、壁などの表面温度が高く保たれ、実際の室温よりも暖かく感じる

断熱材

断熱材

 

■ UA値(断熱性能の基準となる数値)

推奨UA値

値が小さいほど断熱性能が高く、省エネルギー性能も高いと言えます。

 

断熱性能等級

弊社の推奨仕様は住宅性能表示制度の断熱性能等級6相当です。

HEAT20の最高水準はG3ですが、追加設備にかかるコストと室内の快適さのバランスを考え、弊社ではG2を推奨しております。

 

 

高断熱性能でヒートショックを防ぐ

冬の室内の温度差で起こりやすい「ヒートショック」。

暖房を付けた暖かい部屋から寒い浴室やトイレに移動したときなどに急激な温度変化があると、血圧が上下し心臓や脳に大きな負担がかかり心臓発作や心筋梗塞、脳梗塞を引き起こす危険がございます。

断熱性の高い家は夏の暑さや冬の寒さの影響を受けにくく、室内の温度を一定に保つことができ、ヒートショックのリスクを軽減します。

 

下図は埼玉県春日部市を含む省エネ基準地域区分6のHEAT20の基準の温度、省エネルギー性能の値です。

省エネルギー性能

 

 

| 日射遮蔽(夏)

夏の高い日差しを遮る庇やシェードなどを設けて室内に熱を入れず、暑さをやわらげます。

温度上昇を防ぐことで冷房の消費エネルギーを抑えることができます。

 

日射遮蔽

日射遮蔽を考える際、以下のポイントをおさえて設計していきます。

・方角によって窓の性能を変え、室内に入る熱量を下げる

・夏の強い日差しが室内に入る角度を計算し、庇(ひさし)の長さを変える

・植栽やシェードにより、外壁に当たる日射量を減らす

 

庇のある注文住宅 庇のある住宅

 

 

| 自然風利用(夏)

季節・立地ごとの風の流れを把握して通風・排熱をデザインします。

夏の夜には気持ちの良い風が入り寝心地が良く、室温の上昇を防ぎます。

肌で感じる自然の心地よさをご提案いたします。

 

自然風利用

自然風利用を考える際、以下のポイントをおさえて設計していきます。

・現地近辺の風向き(卓越風)を調べる

・建設エリアの風向きに合わせて窓やドアの配置、種類を選ぶ

・吹き抜けを通じて家全体に風を通す

・室内の風通しのシミュレーション

 

自然風を調べる

室内の風通し

室内の風通しをシミュレーションします。

 

 

| 昼光利用(通年)

太陽の光を取り入れることで、照明器具に頼らず一年を通して明るい室内を実現します。

 

昼光利用

昼光利用を考える際、以下のポイントをおさえて設計していきます。

・建設地が周囲からどのように日影の影響を受けるのかを分析

・冬の低い日差しも室内に取り入れられるかをシミュレーション

・建設地の状況によって吹き抜けや2階リビングを検討

・吹き抜けのハイサイドの窓、欄間などを取り入れて室内の奥まで光を届ける

 

日差しのシミュレーション

日差しの入り方をシミュレーションします。

日差しイメージ

 

 

| 日射熱利用暖房(冬)

冬の低い日差しを室内の奥まで取り込み、陽だまりの暖かさを活かします。

建物の高い断熱性能で夜まで暖かさを保つことで暖房の消費エネルギーを抑えることができます。

 

日射熱利用暖房

日射熱利用暖房を考える際、以下のポイントをおさえて設計していきます。

・建設地域の太陽の日射量を調べる

・建設地が周囲からどのように日影の影響を受けるのかを分析

・冬の低い日差しも室内に取り入れられるかをシミュレーション

・冬に取り入れる太陽の熱を最大限活用できる窓を検討

・LDKの床面積15%~ 20%のサッシを南側に設ける

 

太陽の日射量

建設地域の太陽の日射量を調べます。

日差しイメージ

 

パッシブ設計実例

 

 

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