春日部市完成見学会 開催報告|子育て世帯のZEH住宅・和モダン無添加無垢の家
2026年2月21日(土)~23日(月・祝)の3日間、埼玉県春日部市にて完成見学会を開催いたしました。

延床36.5坪・2階建て4LDK。
小学校入学を迎えるお子様をきっかけに計画された、子育て世代の住まいです。
今回も多くの方にご来場いただき、誠にありがとうございました。

完成住宅データ
|建物概要
- 土地面積:236.6㎡(71.5坪)
- 延床面積:120.8㎡(36.5坪)
1階:74.52㎡(22.5坪)
2階:46.37㎡(14.0坪)
- 2階建て4LDK
- 小屋裏6帖ロフト/2帖吹き抜け
来場者様からは「現実的な広さで参考になる」「大きい住宅展示場と比べて、実際の暮らしを想像しやすい」という声を多くいただきました。
|ご家族構成
ご夫婦+お子様2人(4人家族)
|立地
閑静な住宅街
|仕様
ZEH住宅
床:杉無垢材(1階)、ナラ無垢材(2階)、パイン無垢材(水回り)
壁:漆喰珪藻土塗り壁・越前和紙
20.5帖LDKの開放感

南側に配置した20.5帖のLDK。
中央に2帖の吹き抜けを設け、梁・柱をあえて現しにしています。
広がりを感じる理由は、
・南面からの安定した採光
・吹き抜けによる縦方向の広がり
・構造材を隠さない視覚的な抜け
実際の数値以上に奥行きを感じられる空間になっています。

子育てを考えた8の字動線
家づくりで後悔が多いのは動線計画です。
子育て世帯の生活は、洗濯をしながら料理、片付けをしながら子どもの様子を見るなど、常に同時進行です。
そこでリビングを中心に回れる「8の字回遊動線」を採用しました。
玄関から
リビングと洗面室へ分岐し、
和室・キッチン、階段下収納へと繋がります。


行き止まりをなくすことで移動距離を短縮し、無駄な往復を減らします。
効率の良い動線で家事の時短を叶え、家族団欒の時間を大切に考えた設計です。
収納は「量」より「配置」
延床36.5坪の中で確保した収納は
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2帖の土間収納
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階段下を活かした2か所のリビング・ホール収納
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4.5帖WIC+ワークスペース
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各居室の収納
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固定階段付き6帖ロフト
重要なのは、単に収納を増やすことではありません。
使用場所の近くに収納が配置されているかどうかが、日常のストレスを左右します。



また、ロフトは収納だけでなく、子供達の遊び場としても活用できます。
実際に来場したお子様が「秘密基地みたい」と喜ぶ姿も印象的でした。

実測で確認した室内環境(ZEH住宅)
見学会当日、朝9時の状況は以下の通りです。
- 外気温:7.3℃
- エアコン:リビング1台のみ
- 暖房設定:24℃

■測定結果
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1階洗面室 21.8℃ |
2階ウォークインクローゼット 22.1℃ |
1階玄関 20.1℃ |
空間ごとの温度差は少なく、快適に保たれていました。
昼頃の外気温が15℃を超えたタイミングでは暖房を停止。それでも室内は十分に暖かく安定していました。
「玄関があったかい」
「足元が冷たくない」
という来場者様からのご感想は、数値だけでなく体感にも表れています。
ZEH住宅+設計手法の組み合わせ
ZEHとは、「高断熱」「省エネ設備」「太陽光発電による創エネ」を組み合わせ、年間のエネルギー収支の収支ゼロを目指す住宅です。
また、弊社では全棟で自然エネルギーの力を活かす設計手法(パッシブデザイン)と、独自の快適システムエコ通気システムを採用しております。
夏は日差しを遮る庇の長さを計算し、ひんやりとした地熱を壁内・室内に巡らせ、暑い空気は小屋裏から排熱。
冬は太陽の光と熱を室内の奥まで取り入れ、太陽光で温められた熱を壁内・室内に巡らせ、高い断熱性能で室内の暖かさを逃しません。
また吹き抜けも設けることで各階の空気が循環し、室内の温度差を減らします。
設備性能だけに依存せず、設計段階から室内環境を整えることで、光熱費削減や環境負荷低減を実現し快適な住まいを叶えます。

室内空気という目に見えない価値
住宅は、家族が長時間を過ごす空間です。
NHKの国民生活時間調査を基にすると、日本人の在宅時間は1日平均約16時間前後とされています。
そのため、室内空気の質は重要な設計要素の一つです。
弊社では、構造下地を含め可能な限り無垢材を採用し、揮発性有機化合物(VOC)やホルムアルデヒドを含む接着剤・塗装剤を多用した建材や合板の使用を抑えています。
床には無垢材、壁には漆喰珪藻土の塗り壁や和紙などの自然素材を採用しています。
自然素材には湿気を吸ったり吐いたりする調湿性があるため、一年を通して空気がこもりにくいのが特長です。
来場者の方からは 「新築なのに化学的な匂いがなく、木の爽やかな匂いがする」 「空気が軽い感じがする」 という感想をいただきました。
弊社は、デザインや性能数値だけにこだわるのではなく、実際に住み続ける中での快適性と健康への配慮を含めた住宅設計を行っています。
壁の中の構造まで公開

会場内には構造材の説明コーナーも設置しました。
協力業者様にもご協力いただき、紀州材の強度や含水率、年輪密度の違いについて実物を用いて解説しました。

写真左が他産地の杉材、中央が紀州杉、右が紀州桧です。年輪の均一さや密度の違いが一目で分かります。
無垢材は自然素材ならではの魅力がある一方で、木ごとの個体差が出やすい素材でもあります。
そのため一般的な住宅では、強度を均一にする目的で集成材が使われることも少なくありません。
しかしリソーケンセツでは、安心して長く住み続けられる家をつくるため、構造材一本一本の強度・含水率を検査し、JAS認定(日本農林規格)を受けた紀州材のみを使用しています。
未来の担い手にも、現場で学ぶ機会を

今回の完成見学会には、4月に新卒入社予定の方も参加しました。
弊社の家づくりは、図面や資料だけでは理解しきれない部分があります。
木の質感・空気感・動線の実用性・構造材の違いを、完成見学会という実例の場を体感することが、家づくりへの理解を深めます。
設計から施工まで一貫して理解できる人材育成も、家づくりの品質維持の一部と考えています。

ご来場ありがとうございました
このたびは完成見学会にご来場いただき、誠にありがとうございました。
そして、大切なお住まいを公開してくださったお施主様にも心より感謝申し上げます。
お引き渡し後も、定期点検やメンテナンスを通じて長くお付き合いが続きます。
地域に根ざした工務店として、責任を持って住まいを守り続けてまいります。
■ 家づくりを考え始めたばかりの方へ
今回の見学会では、
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延床36帖の広さを歩いて体感
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動線はどう考えるべきか
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ZEH住宅の体感温度
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無添加無垢の家とはどんな住まいなのか
といった具体的な疑問に、実物で触れていただくことができました。
図面やカタログだけでは分からない部分を実際に体感することは、家づくりの安心材料になります。
今後も弊社では実例を通して情報を公開していきます。
次回イベントのご案内
①かんな削り体験(春日部SDGsフォーラム)

2026年3月14日(土)、春日部市で開催されるかすかべSDGsフォーラム2026に出展いたします。
会場は春日部市役所。弊社の出展場所は2階「まちのリビング」です。
実際の住宅で使用している国産ヒノキの柱を使い、かんな削りを体験していただきます。
削り方は、現場で施工を行う自社大工が丁寧にご説明します。
当日は自社大工だけでなく、設計スタッフも常駐します。
実際に働いているスタッフの雰囲気や姿勢もご確認ください。
②完成見学会 さいたま市緑区

次回は、2026年3月に埼玉県さいたま市緑区にて完成見学会を開催予定です。
土地面積155.3㎡(47.0坪)、延床面積112.6㎡(34.0坪)の2階建て4LDKです。
今回の会場とは条件の異なる住まいですが、リソーケンセツの家づくりの考え方は共通しています。
家づくりを検討し始めた方にとって、実例を見ることは最も確実な判断材料になります。
事前予約制・参加無料です。
詳細は3月上旬頃にイベントページにてお知らせいたします。



