おがくずは東武動物公園で動物達のベッドに!【資源の有効活用・SDGsの取組み紹介】
環境にも人にもやさしい家づくりを目指して
本記事で分かること
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無垢材を使う家づくりが、なぜ資源循環につながるのか
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家づくりの過程で生まれる副産物(おがくず・端材)の具体的な活用方法
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これらの取組みが、最終的に住まいの品質や安心感にどう還元されているのか
弊社では、家づくりを通じて住まう人の健康だけでなく、環境への配慮も両立することを大切にしています。その考えのもと、日々の設計・施工・現場管理において、持続可能性を意識した取り組みを実践しています。
今回は、弊社のSDGsの取組みの一つである『資源の有効活用』についてご紹介します。
無添加無垢の家と国産材の活用
該当するSDGs目標:12 つくる責任 つかう責任/15 陸の豊かさも守ろう
結論:循環型資源として活用できる、接着剤を使わない国産無垢材の採用
弊社の『無添加無垢の家』では、接着剤などの化学物質を含む集成材や合板(ベニヤ)の使用を極力避け、国産の無垢材を採用しています。

構造体には、耐久性・強度に優れた紀州和歌山産の高樹齢材(60〜120年)を使用。
長い年月をかけて育った木材は、住宅としての性能に加え、解体後も再利用や自然循環が可能な素材特性を持っています。
自社大工による木材加工
該当するSDGs目標:12 つくる責任 つかう責任
結論:加工工程を自社で把握することで、副産物の安全性を管理
造作家具や細部の木工加工は、自社大工が一貫して行っています。使用するのは、木の風合いや香りをそのまま活かせる無垢材のみです。
無垢材は、丸太から切り出した天然木であり、製造過程で接着剤などの化学物質を使用しません。
そのため、加工時に発生する副産物(おがくず、端材等)も、安全に再利用することが可能です。
おがくずの再活用|東武動物公園へ提供
該当するSDGs目標:12 つくる責任 つかう責任/15 陸の豊かさも守ろう
結論:無垢材由来のおがくずは、動物の敷料から堆肥まで段階的に再利用されています

加工時に発生するおがくずは廃棄せず、東武動物公園へ提供しています。
東武動物公園は埼玉県宮代町と白岡市にある遊園地と動物園を併設した、地元民から愛されているレジャーランドです。
北春日部にある弊社からは車で20分ほどの距離にございます。



おがくずは主に馬やポニー、モルモットの寝床(敷料)として使用されています。
天然木由来のおがくずは、
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吸水性
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クッション性
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保温性
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消臭性
に優れており、特に馬達の健康管理には欠かせない素材とのことでした。

バックヤードでは日々の清掃・交換が必要なため、敷料はいくらあっても良く、とても助かっていますとのことでした。
移動動物園用の箱にも蹄を守るためにおがくずが敷き詰められていました。
この箱は世界一小さい品種の馬、ファラベラのこむぎちゃんが入る用だそうです。

ちょうど取材に行った時には、こむぎちゃんの背中におがくずが付いてました。
使用後も無駄にしない循環
役目を終えたおがくずは、動物のフンやワラと一緒に発酵させ、堆肥として再利用されます。 完成した堆肥は、園内の「ハートフルガーデン」で使用され、四季折々の花々を育てています。
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東武動物公園にお出かけの際には、ぜひおがくずにも注目してみてください。
木の端材の活用|暮らしと地域へ
該当するSDGs目標:11 住み続けられるまちづくりを/12 つくる責任 つかう責任
結論:無垢材の端材は、燃料やDIY素材として安全に再利用できます
家造りの際に出る無垢の端材も、可能な限り有効活用しています。
薪ストーブの焚き付けとして
薪ストーブを導入されているOB様へ、焚き付け用として端材をお渡ししています。無垢材のため、燃焼時に有害ガスが発生する心配がありません。
※集成材など接着剤を含む木材は、燃焼時に有毒ガスが発生する恐れがあるため使用できません。
地域イベントでの無料配布

建築現場の状況や、春日部市内のイベント出展時には、DIY用途として端材を無料配布しています。
※端材の配布はイベント時のみで、通常対応は行っておりません。

木の香りや手触りを通じて、素材の良さを体感いただいています。
地元・春日部市のSDGsイベントへの参加
該当するSDGs目標:4 質の高い教育をみんなに/12 つくる責任 つかう責任
結論:体験型イベントを通じて、資源循環を身近なものとして伝えています
弊社は毎年3月開催の「かすかべSDGsフォーラム」に出展しています。
イベントでは、木の端材配布に加え、カンナ削り体験を実施。再生可能な循環資源である木材に親しんでいただくことを目的に、親子で楽しめる体験型企画を行っています。
SDGsを「知る」だけでなく、「触れて理解する」機会として、今後も継続して取り組んでまいります。
資源を無駄にしない家づくりを、これからも
木を使う住宅会社だからこそ、最後まで使い切る姿勢を大切に。
家づくりの過程で生まれる副産物も、地域・動物・環境へと循環させることで、持続可能な社会の一端を担えると考えています。
今後も、実直で透明性のあるSDGsの取組みを続けてまいります。
家づくりにどう還元されているのか
結論:素材を正しく選ぶことが、住まいの安全性と長期的な信頼性を高めます
これらの資源循環の取組みは、単なる環境配慮にとどまらず、住まいそのものの品質と信頼性に直結しています。
無垢材を使用することで、構造材・造作材・端材に至るまで素材の出自と性質が明確になり・有害物質を含まないこと ・燃焼・再利用の可否が判断できること・長期使用後も土に還る素材であること が担保されます。
その結果、住まう方にとっては「安心して長く暮らせる家」、 地域や社会にとっては「資源を使い捨てにしない家づくり」につながっています。
よくある誤解|無垢材=必ずエコ、ではありません
無垢材であっても、使い方を誤れば環境負荷は下がりません。
例えば、
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出所が不明確な輸入材を大量に使用する
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必要以上に伐採された木材を短寿命な建材として使う
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副産物を廃棄し続ける
といった場合、無垢材であっても資源循環は成立しません。
弊社では、素材選定から加工、副産物の再利用までを一連の工程として捉えることで、無垢材の特性を無駄なく活かす家づくりを行っています。





