「ウォールナット一枚板のダイニングテーブル」社員大工による制作

2023/01/15(日) すべて匠の技

 

こんにちは。

 

今月末にお引渡し予定のお施主様から、一枚板のダイニングテーブルの制作をご依頼いただきました。

弊社の腕利き大工達による匠の技術がたっぷりと詰まった、テーブル制作の様子をご紹介いたします。

 

使用した木材は世界三大銘木の一つに数えられている、最高級木材のブラックウォールナット。

ウォールナットは欅と同じくらい硬くゆがみや収縮が少ない性質で、目の詰まった美しい木目が特徴です。

 

天板のカンナ掛け

6人掛けのテーブルということで、直径180㎝と大きな天板にカンナを掛けていきます。

 

こちらの一枚板は中心に節があり、特徴的な模様の縮み杢(もく)が入った銘木です。

節と杢は木材の個性が出る繊細で美しい部分ですが、その分木目が複雑になり、均一で綺麗な表面に整えるには高い技術と経験が必要となります。

 

鉋刃を研ぐ

 

カンナ掛けは木の性質を理解し、

摩耗するカンナの刃先を何度も研ぎ、

刃の出し方を仕上げの段階によって1㎜以下~0.2㎜に調整と

体力と根気が必要な作業です。

 

2日かけて天板の両面にカンナを掛け、さらに仕上げのサンドペーパーで滑らかな表面になるまで磨きあげていきます。

 

 

天板の側面は無垢材の魅力を最大限に活かし、樹皮に近い部分の自然な風合いを残した「耳」のあるデザイン。

無垢板の耳

無垢テーブル制作

木材の自然な表情を残しながら、ささくれのないすべすべとした手触りになるよう仕上げていきます。

 

 

次はテーブルの脚部分を接続する金物。

なんと社員大工による手作りです!

 

手づくりの金物

オリジナルの金具

「市販品で合うものがないから」と鉄板から作ってしまうとは驚きです。

 

オーダーメイドテーブル用金具

今回のテーブルのためだけの、オリジナルの金物が完成しました。

 

 

次は脚部分。

こちらのテーブルの脚は天板と同じ一枚の無垢板から作られています。

無垢テーブルの脚

天板と同じように丁寧にカンナ掛けをして表面を整え、

無垢テーブルの脚制作

テーブルの脚に金具を取り付け

ノミで微調整しながら、先ほどの手作りの金物をぴったりと収まるように取り付けていきます。

 

 

最後に仕上げのオイルアップです。

 

植物性オイルを塗布し、木材にしみこませてコーティングすることで、木の質感や木目を美しく浮かび上がらせます。

撥水性があり、輪染みなどの水分のある汚れから木肌を守ることができる効果も。

もちろん赤ちゃんが舐めても安心な天然素材のオイルを使用しております。

無垢テーブルオイルアップ

天板にオイルを塗布

ブラックウォールナット特有の、紫色を帯びた薄褐色から濃褐色の木目の縞が浮かび上がり、重厚感ある仕上がりに!

 

 

テーブルに脚の取り付け

天板に脚を取り付け…

 

ブラックウォールナットの一枚板ダイニングテーブルが完成いたしました!

ブラックウォールナットの一枚板ダイニングテーブル

同じ一枚の無垢板から切り出した天板と脚。

どちらも耳を残し、自然のままの木の風合いやぬくもりを感じられます。

 

脚は中心に向かってハの字に取り付けることで安定感が増す効果と、短辺側に空間ができることでいわゆるお誕生日席に座る方もゆったりとくつろぐことができます。

 

縮み杢のあるウォールナットテーブル

丁寧にカンナで表面を仕上げたことで、天板の波のような模様の縮み杢がきらきらと輝き、見る角度によって異なる表情を楽しむことができます。

 

社員大工と無垢テーブル

上質なものをお客様にお渡しするために、手間暇を惜しまない社員大工達。

高い技術と真心のこもった、「世界に一つだけ」のダイニングテーブルです。

 

温かみのある木の色味・風合いによって、毎日の食事をよりおいしく感じられそうですね!

 

新居で家族団欒の中心に設置されるのが楽しみです。

お引渡し後には完成した無添加無垢の家もブログにてご紹介させていただきます。

 

お施主様、ご依頼いただきありがとうございます。

 

インスタグラムでは動画で制作の様子をご覧いただけます。

リソーケンセツ公式インスタグラム

 

 

 

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