今回は自然素材である天然石で建物の内・外装材として使用され、高級感あふれる質感と暖かみのある風合いの大谷石製造、加工されている栃木県宇都宮市大谷町にあるバーンストーン株式会社さんにお話を伺いました。
リソーケンセツ大谷石は、大谷町付近にうすい緑色の凝灰岩として所々に露出しており、埋蔵量は10億トンと推定されています。その歴史も奈良時代(741年頃)下野国分寺(栃木県)の磁石に使われたのを初めとして、平安時代(1063年)宇都宮氏初代の藤原宗円が宇都宮城築城の際と、江戸時代に行った修築に大谷石を使用したと言われています。
昭和48年に創業されたバーンストーン鰍ウんは耐久性・耐火性に優れ、他の石材に比べて暖かみがあり、石質が柔らかいため加工が容易で重量が軽いなどのさまざまな特徴を生かし、建築用の石材として加工販売をされています。また、アメリカの建築家、フランク・ロイド・ライトが設計したことで有名な旧帝国ホテルが愛知県にある明治村に移築した時の復元にも携わりました。
坂本社長さんは「機械加工は一定の仕上げになるが、手加工でそれぞれの風合いを生かしたものをもっと使ってみては・・・」と。「そのためにも15〜20年の経験をつまれた熟練の職人さんによる手加工が必要とされています。住宅建築においても外観に重厚感を持ったデザインの外壁、窓まわり等のアクセントに取り入れてみてもよいのではないでしょうか」とおっしゃっていました。
大谷石でつくられた蔵の外観は重厚感があり、さらに大谷石の特徴である耐久性・耐火性によって100年の年月を過ぎても家財を守ってくれているそうです。
当社としても以前よりこれらの特徴を生かし、玄関まわりや出窓にアクセントデザインとして、また、室内には薪ストーブ床・壁等に使用してきました。これからも、暖かみのある素材感を生かして内・外装に積極的に取り入れて行きたいと思います。